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編集ライター養成講座で講演しました
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↑担当さんのiPhoneで撮ってもらいました

先日、(株)宣伝会議の「編集・ライター養成講座」の
プレイベントで講師をしました。
こういうお話を頂いたのは、僕が元受講生だからです。
受講からデビューに至った詳細は、
今月号の『編集会議』に載っています。

さて、ここでは、話を聞き逃した方のために、講演の後半、
「編集者やライターの素養とは」の一部をここでご紹介します。
出版業界を目指す人の役に立つと思います。

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■編集者やライターが身につけておきたいことは?

・社会人としての常識……フツーのことであるが故に見落とされがち。ずっと目上の人より、ちょっと上くらいの人の方がマナーにはうるさいので気をつけたい。大学生の場合、他業界でもいいので一度は就職してみるのがおすすめ。

・高校卒業レベルの知識……これも見落とされがちだからこそ。広く浅い知識でいいので、会話や言葉の引き出しとして身につけておく。社会科や歴史の教科書や参考書を再読するのがいい。

・どうでもいい雑学……学術分野だけでなくオタク的なサブカル知識でも、一般化して語ることができれば魅力あるコンテンツになる。会話の糸口だけでなく、伝わりやすい比喩などを見つけるためにも、「いらんことを知っている」のは意外に強力な武器となる。「無用の用」というべきか(←こんなふうに使う)

・おもしろい体験……別に大冒険をしなくても、家族や友達、職場など、ネタはそこら中にある。むしろ、そういうネタの方が共感が得られる。交友範囲が狭ければ、一人で飲み屋に行ったりしてみよう。何でも「いっちょ噛み」しておこう、という野次馬根性をフル回転させながら生活することが大事

■どんやって勉強すればいい?

・基本は読むこと……読まない人は書けない。知らない言葉を辞書で引くのもサボっちゃダメ。新聞は毎朝、駅の売店で買い、「昨日は産経、今日は朝日」という具合に、読み比べるとのがおすすめ。情報に対する目が肥える。本はジャンルにこだわらず乱読しよう。その際、図書館で借りるより買って読むほうが身につく。囓ったことが少しでもあるのとまったくないのとでは大違い

・すごい!と思ったことを話そう……世間話じゃなくて、面白かった体験や本、映画について「なぜいいと感じるのか」「どこがいいのか」を伝えようとするとアウトプット能力は鍛えられる。その際、「紋切り型」でなく、自分がもっともしっくりきて、興味のないほかの人にも伝わる言葉を考えることが大事。

・一定量を常に書く習慣を……毎日何かを書くのが大事。ブログでも日記でもいい。何も書くことがなければ、新聞コラムや好きな本でも書き写してみよう。書くことを特別なことだと考えないように。

■企画はどうやって作るの?

・違和感を掘り下げる……「おれならこうやるのになあ」「私ならこう考える」「これはちょっとおかしいんじゃないかい」みたいなことを見つける。「定説、常識、社会通念に対する異議申し立て」がノンフィクションの基本。で、これを人と話したりしながら構想する。見聞を広めて、なお一般感覚を忘れないことが大事

・視点を変える、飛躍させる……週刊新潮の日航機記事「私はこうして死神から逃れた」や、ネット媒体の「私がiphoneを解約した理由」はひとつの手垢の付いた事象を別確度から切って新鮮なものにした好例。「13歳のハローワーク」「女子マネージャーがドラッガー」などは一見、異質のものを結びつけた「飛躍」の例

・おすすめの本……『ぎりぎり合格への論文マニュアル』『サルでも書ける漫画教室』『超文章法』など。あと拙著4冊も役に立ちます。

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by okuno0904 | 2010-04-20 14:50 | 活動報告(事後) | Comments(0)
   

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