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『現代語訳・学問のすすめ』重版しました
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中津での福沢諭吉記念館参りが効いたのか
『現代語訳・学問のすすめ』の重版が決まりました。
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福沢諭吉の実家。
父の死により1歳で
大坂から中津へ帰りました。
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勉強部屋に改造した土蔵。
19歳で長崎に行く前に
和漢の学問をマスターしています。

中津はコンパクトな城下町という感じで
歩きがいがありました。
by okuno0904 | 2013-08-20 09:41 | 活動報告(事後) | Comments(0)
雑誌『致知』で古典についての対談
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今月号の月刊『致知』で、奥野が、
出版プロデューサーで作家の夏川さんと
対談しています。
タイトルは「日本復活の鍵は古典にあり」。
二人で古典の読み方や味わい方を語りました。

なんでオマエが古典を語るんだ?
という人もいると思うので説明しておくと、
昨年から今年にかけて、致知出版で刊行している
『いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ』
に関連しての対談企画です。

同シリーズで、奥野は
『現代語訳・学問のすすめ』を
夏川さんは『現代語訳・武士道』を
訳した、というつながりで、
執筆で苦労したこと、
古典の面白さなどを語り合いました。
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夏川さんは作家としてもライターとしても大先輩。
『武士道』は内容も難解で、しかも原書は英語で書かれています。
今回、夏川さんは、英語でかかれた文明論をいきなり現代語訳(!)という
すごい仕事をされているので、
翻訳時の考え方を聞けたのは
私自身にとっても非常に勉強になりました。

『武士道』のすごいところは……と書くと、
とてもブログでは書ききれないので、
とにかく難しく考えず読んでみて下さい。
本当の名著というのは、
読んですぐ何か書いたりするのが
ためらわれるものです。
実際に読む前に、このインタビューを読めば、
『武士道』の魅力がつかめると思います。

学生時代は、投げ出した『武士道』も
夏川さん訳なら2時間くらいで読めました。
20代では読めませんでしたが、
30代で読めてまだよかったです。
あとウン十年は読み返して考える時間がありますからね。

対談しているときに気がついたのですが、
『学問のすすめ』は
日本の大衆に向けて文明化を教える本
『武士道』は
海外のエリートに向けて日本文化の伝統を教える本
と、ちょうどコインの表と裏みたいな関係になっているのが
おもしろいですね。そして遠いようで近いことを言っている。

今回の、現代語訳や対談で、思ったことは、
現代人は、古典に先入観を持ちすぎているなあ、ということです。
古くさい概念だとか、時代が違うとか、
つい昔の人を現代人と比べて一段劣るように見てしまうわけです。
「武士道っていっても、ほとんどは百姓じゃん」とか
「学問のすすめって言うけど、勉強ばっかりできても仕方ないよ」とか
ついつい思ってしまうわけですね。

しかし、そんな誰でも思うようなことは、
「当然、想定の上、書かれている」。
これが、なかなか想像しがたい。
福沢や新渡戸は、今の世の中にあふれる
コンピュータのことも金融工学のことも
何も知りません。
深海に何があるか、太陽系がどうなっているかも知らない。
それなのに見識は現代人よりはるかに
本質に迫っている。
なぜだ?

このような感覚が、
古典を読むときに大事なことだと思っています。
by okuno0904 | 2013-04-02 11:04 | メディア掲載情報 | Comments(0)
大阪で『学問のすすめ』のセミナー
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先週、知的生産の技術研究会(関西)で、
最近、現代語訳のライティングをした
『学問のすすめ』
についてしゃべってきました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

なんで私が現代語訳をしたのかの話から、
訳出作業の苦労話、
同じ著述者としての福沢のすごさなど
自由に話をさせてもらいました。

後半は
「奥野が衝撃を受けた『学問のすすめ』の名言」
として、スライドショーで
「すごい言葉」を解説。
例えばこんなのです。

―――――――――――――
もし、みんながこの独立の心をなくして、
何事においても他人に頼るようになってしまったら
どうなるでしょうか。

日本中の人が、みんな寄りすがろうとする人だけになり、
支える人はいなくなってしまいます。

これは先導者のいない盲人の行列のようなもので、
大変なことになるでしょう。
―――――――――――――

これなんか、江戸時代から変わりない
大衆の町人気質を批判した言葉ですが、
今にもぴったり当てはまりますね。
1人や2人はいいとしても、
みんなが御輿にぶら下がったら全滅するよ、
というわけです。

どこかの大企業の話にも聞こえるし、
不安定な時代だからと若者が公務員を目指し、
そのせいでますます行政がダメになっていく
現代社会のジレンマにも通じます。

『学問のすすめ』の内容は
現代でもまったく古びていません。
しゃべりで福沢の面白さを伝え切れたか
自信はありませんが、
個人的には楽しいイベントでした。
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本のお買い上げもありがとうございました!
by okuno0904 | 2012-11-01 06:18 | 活動報告(事後) | Comments(0)
10/22(月)知的生産の技術研究会(関西)で講演します
10/22(月)知的生産の技術研究会(関西)で、
奥野が『現代語訳・学問のすすめ』について講演します。

●日時:2012年10月22日(月)18:55~20:40
●場所: 大阪産業創造館 研修室D
●参加費:1500円
申し込みなど、くわしくはリンク先をご覧ください。
この現代をつくった古典を今に活かす
「読み方」を提案したいと思います。
by okuno0904 | 2012-09-12 17:16 | 告知・募集 | Comments(0)
『現代語訳・学問のすすめ』発売中!
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福沢諭吉の『学問のすすめ』を奥野が現代語訳しました(左の本です)。
致知出版から出た「いつか読んでみたかった日本の名著シリーズ」
新渡戸稲造の『武士道』(夏川賀央さん訳)との同時刊行です。
解説も7ページ書いています。

原文の勢いや味、切れ味を殺さないように、気を遣いつつ、
限界レベルまで読みやすく現代語訳しました。
なんと、2時間で読めるそうです。
僕も昨日、寝る前にパラパラ読んでいたら、
1時間くらいで読めました。

この本の訳出はものすごくエキサイティングでした。
なにしろ、言いたい放題です。
政府も民衆も学者も商人も男も女も、ぶった切る
あのタブーもあのタブーも破る。
自主規制も配慮も手心もまったくない。

訳をしながら、いまこんな本をかける書き手はいるだろうか、
そして出版させる出版社はあるだろうかと思いました。
日本中のあらゆる勢力を激怒させることが確実な本を。
「おかしいから、おかしいと書いたまでだ」
と福沢ならいうでしょう。
この合理主義精神を見習わなくてはなりません。

解説で僕は、
「本書には現代の日本の問題がすべて書かれている」
と書きました。これは「想起させる」という意味ではなく、
本当に具体的に書かれているという意味です。

国家の独立といった大きな問題だけでなく、
うまく作用しない生活保護のシステム
増えてくるニートの問題、
若者をむしばむ「自分探し」、
子供をダメにする親の問題まで
この本には書かれています。

すごいですよ、予言書かと思いました。
これだけは、なんとしても読んでほしい本です。
蒙を啓く、とはこういうことなんですね。
とんでもない本です。

明治時代に、ここまで指摘されていたのに、
まったく日本の問題は解決されていません。
いや、今は福沢のような人もいないのだから、
退化しているとすら言える。
現代人は恥じ入らねばなりません。
by okuno0904 | 2012-09-11 12:40 | これまでの実績 | Comments(0)
   

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