> ライフログ
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![]() 本日12/16(金)22時放送 たけしのニッポンのミカタ! という情報番組に奥野がちょっとだけ出ます。 今回のテーマは「過去にとらわれたっていいじゃないか」。 過去を記録するライフログノートの話をさせてもらいました。 ほかにも自分史、旧跡探訪など、 過去を楽しんでいる人たちが出てくるそうです。 私も歴史好きで、地元のモダン建築を見たりするのが好きなので おもしろそうです。 世間では、過去に囚われるなとか、過去の栄光にすがるなとか いうけれど、うるせえ、そんなの人の自由じゃないか、と思います。 先のこと、将来のこと未来のことって考えてたら疲れませんか? 思い出や記憶はどんな独裁者でも災禍でも奪うことができない。 過去は万人が持つ聖域なんです。 記録したり読みかえしたり、訪ねたりして、 もっと楽しんだらいいと思ってます。 お楽しみに! ■
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by okuno0904
| 2011-12-16 12:21
| メディア掲載情報
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![]() 『人生は1冊のノートにまとめなさい』の 中国語版と韓国語版が出ました。 北京やソウルの書店店頭でお買い求めになれます。 これで、手帳でも日記でもない「ライフログノート」というものが もっと世界規模で流行るといいですね。 ![]() 背表紙を並べてみました。 装丁にもお国柄が表れているような気がします。 これで、ノート本シリーズは日中台韓で発売されたことになります。 ちなみに著者はチャンスがなくてまだ中国にも台湾にも行ったことがありません。 急須で中国茶のみたいなー。 ![]() 中国版にはなんと付録にA6サイズのノートが! 中身は中の概念図イラストがちりばめられていて 使っていて楽しいものになっています。 作り手の工夫が感じられますね。黒の装丁も美しい。 ![]() ハングルです。コリアタウンにはよく行くし、 スンドゥプなどの韓国料理も自分でつくるくらいですけど まったく読めません。 ![]() 中国語は漢字なのでなんとなくわかります。 僕の所属しているエージェント会社は日中韓の翻訳出版に熱心なので、 海外出版の面ではずいぶん助けられています。 僕は翻訳本の文体や日本とは違うズバズバしたもの言い好きです。 海外の人も「日本にこんな奴がいるのか」と思ってくれるといいなと思っています。 ■
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by okuno0904
| 2011-12-01 12:03
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![]() 雑誌「オズプラス」最新号の特集 「35歳までに身につけたい女子力」に ライフログノートが紹介されています。 男でもそうだし女の人は特に、30代は悩み多い時期です。 仕事して、恋愛して……それがたとえ順調でも 何か足りないんじゃないか、という気がしてくるもの。 そんなとき、具体的にどうノートを使って、 自分の生き方を再認識し、目標を立てたり、 また、本当に好きなこと、 本当にやりたいことを見つければいいか、語りました。 ノートを持ち歩き、書いたりスクラップすることで こういったテーマを自動的に追究していくことができます。 ちょっと女子力からはずるかもしれませんが、 最近、僕は、読書も日記もスクラップも旅も、 結局は、自分の価値観を作る行為じゃないのか、 という気がしています。 自分があんまりパッとしなく感じるのは、 価値観が出来ていないからじゃないか、と。 自分の価値観は、ほかの人からは理解されなくてもいいんです。 たとえば、駅のスタンプを必死に集めたり、 トイレットペーパーの芯を血相を変えて集めるのもいい。 価値観を作るため、旅に出るのもいいですが、 ずっと旅したり恋愛したりするわけにもいきませんから、 ノートを持って、この世界を、 この驚くべき日常を、この凄まじい文明社会を、 骨の髄まで味わいながら旅してほしいなあ、と思います。 ![]() 特集では、ノート術のほか、 最近見つけた文房具の紹介などもしているので、 ぜひ店頭でチェックしてみて下さい。 ■
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by okuno0904
| 2011-05-30 12:05
| メディア掲載情報
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![]() 名古屋で講演しました。 タイトルは「デジタル・アナログのノート術」。 美崎栄一郎さん主催の勉強会のゲスト話者です。 皆さん、素直に肯いてくれるので、 とても話しやすかった。名古屋に限らず、 もっともっと地方に行って交流したいなあ、と思いました。 秘蔵のノート術スライド写真ショーも好評。 ほっとしました。 名古屋の人は大阪、東京ともちがって」 独特のおっとりした感じがあって、面白いですね。 大阪なんか道聞いたら「あっちや」で終わりなのに、 名古屋なら「はい、○○なら、まずあの筋を……それから……」。 全然気質が違う。住むにはよさそうです。 参考までに講演レジメを貼っておきます。 ―――――――――――――――――――――――――――― 110515 講演:デジタル&アナログのノート術 作家・ライター:奥野宣之/@ウインクあいち □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■100円ノート術の基本 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ●一元化:ノートを「大きな箱」として使う ・「どこに書くか」「どこに書いたか」問題が解決 ・「使い切り」の頻度が上がりモチベーションUP ・365日持ち歩くことで、手を動かす癖がつく ●時系列:ノートを「長い巻物」として使う ・時系列は「単線一方通行」なので絶対に狂わない ・情報に「○冊目の○ページ目」という固有の住所が ・「ノートの束=自分の歴史」になる ●索引化:デジタル化するのは「メタ情報」でいい ・「情報そのもの」より「情報の住所」 ・ノート=百科事典、索引データ=索引巻 ・元情報はデジタル化しないので流出しない □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■ライフログノートへの発展 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ●ステップ1:書き込んで記録する ・なんでも気軽にメモし「書き癖」をつける ・書く頻度を上げておけば「思いつき」も逃さない ・「睡眠時間」の記録で体調パターンを知る ・「食べたもの」を記録し意識に上らせる ・仕事内容を記録して充実感を ・だんだん「やりたい行動>やめたい行動」に ・読書、映画、体験の記録は「ねぎま式」が便利 ●ステップ2:貼って記録する ・最小労力で体験を残せる ・「すべてを物語るもの」を探す→観察力UP ・手を動かすことで考えるようになる ・文字ばかりより、読み返したときに楽しい ・表紙にも貼ってカスタマイズ→自分の分身に ●ステップ3:読み返す ・アクセスはできるだけよく ・読むときはマーキングしながら ・メディアから離れて自分に戻る時間を持つ ・テンションやモチベーションのコントロール用に ・体験を反芻することで発見がある ・定期的に自分の「棚卸し」をする ・好きなこと、大切にしていることがわかる ・自分だけの価値観を作り上げることが大切 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■デジタル&アナログ連係 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ●デジタルの利点(欠点) ・軽量、省スペース(情報の存在自体を忘れる) ・複製が容易(情報流出) ・長文を書いても疲れない(書きすぎる) ・編集が容易(元がわからなくなる) ・クラウド化できる(情報流出) ・端末が進化する(バージョンアップで読み込み不能に) ・携帯に便利(情報流出) ・廃棄が簡単(データ消失) ・配布しやすい(情報流出) ・人と共有できる(情報流出) ●アナログの利点(欠点) ・安価で手軽、非常事態に強い(退屈?) ・その場の空気、感覚が生々しく残せる(匿名性が低い) ・モノとして主張する(かさばる、重い) ・秘匿性(複製、配布が面倒) ・固有性(紛失したらそれまで) ・手書きすると覚える、鍛錬になる(疲れる) ・長期保存できる(都合が悪いものも残る) ・読み返しやすい(盗み見される?) ・水に強く、堅牢(廃棄が困難) ・情報を感覚的に扱える(作業スペースが要る) ・創意工夫の余地が大きい(面倒臭い) ・自分に向き合える(共有できない) ●アナログ→デジタル変換 ・ノートの索引データを作る ・スキャンでHDD保存、クラウド化 ・メモ代わりのデジカメ写真 ・バックアップ用のスキャン ●デジタル→アナログ変換 ・文書プリントを貼る ・写真プリントを貼る ・ノート貼付用レイアウトを作っておく ・ラベルシールの活用 ・ポラロイドデジカメの活用 □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ■まとめ:デジタル時代のノート術はどうなる? □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ ・デジアナ変換せずそのまま処理できればベスト ・用途に応じてデジアナ変換する場合、カギは「手軽さ」 ・プリンタ複合機は〝媒体変換器〟と考えて活用 ・双方の「いいとこ取り」をするために、両方やる ・ただし、ライフログノートのような「軸足」は決めておく ―――――――――――――――――――――――――――― 7月、また名古屋の勉強会に参加することが決まりました。 詳細は決まり次第、ここに挙げます。 ![]() 名古屋城は空襲で焼かれた本丸御殿の復旧工事中。 さすが名古屋人。活気あります。 ■
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by okuno0904
| 2011-05-17 12:35
| 活動報告(事後)
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手帳勉強会に参加
4月2日(土)9:50から
大阪の難波市民センターで開かれる手帳勉強会に ゲスト参加します。 ライフログにご興味のある皆さん、ぜひご参加ください! 詳細はリンク先にあります。 ライフログって具体的にどうすんの? という疑問にもお答えしますので。 よろしくお願いします。 ■
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by okuno0904
| 2011-03-30 09:53
| 告知・募集
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発売から2カ月経って、ライフログノートを付けている人が、じわじわ増え続けているようで、嬉しいです。
先日は、70代の女性から手紙をいただきました。今の暮らしのほか、過去の思い出なんかも、ノートにまとめていらっしゃるとのこと。 手紙を読んでいて、執筆中、担当編集者から「エンディングノートというのもありますから、若手ビジネスマンだけでなく上の世代までを意識してください」と言われたのを思い出しました。やっぱり編集社の目は鋭い。 今年もひと月が過ぎましたが、ライフログノートは、続いているでしょうか? ライフログノートの肝は、 「とにかくノートを持ち歩いて、何か自分の行動や自分が触れた情報を収録していけばOK。それが積み重なると、勝手に自分の考えたこと、行動の年表になっていく」 という考え方なので、まあ、構えずに続けてみて下さい。ページ数が増えてくることで、自分の実績が見えるようになってきます。 忙しかったり、気乗りしないときは、「終日、デスクワーク」といった1行でもいいわけです。僕もモチベーションが下がった日はこんなのばっかりですが、どこかで揺り戻しがきて、アイデアや思うこと、体験をガーッと書きたくなる日が来ます。必ず。 結局、継続するために大事なことは、「0と1の差」にこだわることじゃないでしょうか。 10やることを目指して、結果的に6になることもあるし、調子がガタガタで1になることもあるでしょう。それは済んだことだから、まあいい。ただ、それに懲りて、「まったく手をつけない=0」はダメだ、ということです。 どんな歩幅であれ、一歩を踏み出していれば、わずかでも前に進むし、進めば自分の状態、周囲の状況も状態も変わってくる。そうなると新しい選択肢、可能性が出てくるわけです。要するに、調子が悪くてもなんとかしようとしてジタバタしてみるという「悪あがき」が肝心なんだと。 というわけで、購読記録が「睡眠時間と食べたもの」、だけになってしまっても気にせず、ライフログノートを持ち歩くことだけは、とりあえず続けてみて下さい。 ■
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by okuno0904
| 2011-02-03 13:44
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前々回のエントリでは、育児ログの取り方について、たくさんの方からご意見いただきました。ありがとうございます。
・子供の病気やケガをしたときの状態をメモしておいて、健康管理の参考にする ・写真や成長記録を収録して作り込み、いつか子供にプレゼントする ・子供の絵を貼って整理する こういった手法を教えていただきました。 ネットの力ってすごいな、とあらためて思ったので、遅ればせながら、これまでのツイッターでのライフログノート関連のまとめを以下にリストアップしておきました。 こちらも参考にしてみてください。 ■『人生は~』発売前後の質疑など ■刊行記念トークショー実況 ■ツイッター上で開かれた読書会のログ ■shoDMWL氏による『人生は1冊~』抄録 ■
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by okuno0904
| 2011-02-03 13:32
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![]() 取材のたび、執筆のたび、はじめから説明すること数年……。 ついに「ライフログノート索引用ファイル」のフォーマットを公開することにしました。 以下リンクからダウンロードできます。パスワードは「okuno」。エクセル2007で開くことができます。 ※流れてしまったので再アップしました。 ―――――――――――――――――――――――――――― ダウンロードはこちら ―――――――――――――――――――――――――――― 『情報は1冊』で初披露したデジタル索引(あの頃はエクセルでなくテキストでした。当時使っていたエクセル2003は行数の限界が見えてたので使えなかった)は、一部の(マニアックな)人からは「すげえ!」「その手があったか!」という絶賛を受けた反面、「面倒そう」「入力なんか嫌」と言われたのも事実。そう言われるたびに、 確かに面倒なんですが、恩恵は充分ありますよ。 1冊につき数行でもいいから索引化しておくと、ノートが死蔵になりませんから。 実際に試してみてから言ってくれ! てな具合で、いろいろと各種媒体やセミナーで言ってきましたが、「伝わってねーなあ……」という感じがいまだにあります。 そもそも、「数年間のデータが検索できるとめちゃ便利」という話をまだ索引ファイルを作ってもいない人に「わかるでしょ?」というのは相当無理があるような。情報とメタ情報、という話もマニアックだし…… もう一度、説明しておくと、要するに、僕が提案している情報整理ノート術、ライフログノートでの A:使用後の時系列ノート(増え続ける) a:索引ファイル(ひとつのデータ) という関係は、 B:百科事典(全X巻) b:索引巻(1冊のみ) であり、 C:ウェブすべて(無限に増大) c:グーグル(その案内人) という関係と同じなわけです。 言い換えれば、情報そのものでなく、「情報の住所」だけ押さえておけばOK、ということ。ゴミの日をすべて記憶しておかなくても、奥さんに聞いたらいい、というわけです。 さて、こんな話はともかく、上記のような暑苦しい説明をしなくても、 「見て、触ってみれば、すべてわかる」 ということを目指したのがこのファイルです(なんで今まで公開しなかったのかというと、ウェブ上でファイルを配る方法がわからなかった)。 年末年始にライフログノートを始めた人は、このフォーマットを使って、索引ファイルづくりにチャレンジしてみてください! ご報告お待ちしてます。 (それにしても、日記帳や手帳、ノートに、索引ファイル作成用の簡易ソフトのCDを付けた商品はなぜ出てこないんだろう?) ■
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by okuno0904
| 2011-01-28 15:52
| 告知・募集
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あけましておめでとうございます。
今年がみなさまにとって素敵な一年になりますように。 年末年始は、しっかり休んでリフレッシュしました。忘年会なんやらで意外と慌ただしかったのですが、ライフログノートを読み返して年初の目標や計画も何とか立てることができました。 今日、ラジオを聞いていたら、新しい日記帳を買った、という話が出ていました。 そうか、自分はノートを使っているから関係ないが、普通は年や年度ごとに1冊使うんだなー、となぜか感心してしまいました。 それにしても、どうやって日記や記録を続けるか、ということには皆さん工夫を凝らしているようです。 『人生は1冊のノートにまとめなさい』で書いた体験を記録する方法について、NHKラジオでしゃべった内容がポッドキャスト公開されています。 新年からの記録習慣のヒントにしてみてください! ■
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by okuno0904
| 2011-01-05 15:51
| 活動報告(事後)
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いよいよ年の瀬ですね。後は、クリスマスケーキ食べて宴会して正月。酒呑みには嬉しい季節です。いや、もちろんいろいろやることもあるんですけど……
さて、モレスキナリーさんが「あなたの2010年の物語を募集!」という企画をやっているので、僕も便乗して、ライフログノートの読み返しについて書こうと思います。 ライフログノートは、読み返すと意外な発見があって面白いし、自信にもつながります。また、自分の好きなことややりたいことを知るためににも役に立つ。本ではこういったことを書きました。 今回書くのは、そういった日常的な「読み返し」ではなく、年末のゆったりとした時間にぜひやってみてほしい、年に一度の「自分の総ざらい」としての読み返しです。 ■いったん全部、並べてみる まずは、一年間のライフログを、机の上に並べてみましょう。 ![]() ちなみに、僕は今年、A5ノートを14冊使いました。今使っている15冊目はまだ半分以上ページを残しているので、おそらく15冊で納まるでしょう。年間15冊です。 A6ノートを使っていた去年は30冊くらいだったから、1冊あたりの使用期間はだいたい倍になったことになります。記入面積も倍なので、書いたり貼ったりする量はほぼ同じくらいだったということでしょうか。 まあ、とにかく、並べてみる。 すると、これだけの時間、日々を自分は重ねてきたんだなあ、という実感は湧く。 昔、北方謙三先生が、「書いた本を積み上げると、そろそろ身長を超えそうだぜ」みたいなことを書いているのを読んで、すごいなあ、と憧れたもんです。 紙であるノートは本のデメリット「かさばる」というのは、そのまま「存在感がある」というメリットでもあるのだなあ、ということが最近はわかってきました。データというのは何か、積み上がる感じがなくて、なんとなく心かき立てられる感じ、面白味がないですね。 知り合いに「オタクの人の部屋とか、クリエイターの書斎を見るのが好き」という人がいますが、やっぱり物質はスペースを食う分、持ち主の思い入れがこもっている、という面もあると思うのですよ。 話を戻しましょう。 さて、一体、この15冊のノートには、どんなことが書かれているのか? どんな時間が封じ込められているのか? 重ねたのは、馬齢か? 研鑚か? ■読み返しスタート 家族が寄りつかない時間を狙って、読み返しに取りかかります。自分で書いたノートを自分で読み返す、贅沢な自分との対話の時間です。お酒があるといいですね! あなたの好きなように読んで下さい! と言いたいところですが、僕流の読み方を書いておくと、やはり紙(メモ用紙やノート)とペン、マーキング用のペン、ポストイット(フィルム状のものが良い)は持っておきたいですね。 とりあえず、ザックリとノートの使用時期で分別します。時間がかかるので、春夏秋冬、あたりに分けてから取りかかるのもいいでしょう。この段階で、使用期間がわかりやすいように背表紙に書き込むのも手ですね。 ![]() そして、1月から順番にめくっていく。全部読まなくても、だいたい貼ってあるもので内容がわかるのがノートのいいところです。 メモ用紙には、 ・「これは面白かったなあ」という出来事、本、映画などの記録 ・「懐かしいな」という出来事の記録 ・「継続して考えていきたい」といったアイデアや着想 ・熱がこもった文章や考えたことのメモ ・これからも折に触れて読み返したい詳細な読書録やアイデアメモ ・読んでいて考えたこと ・読んでいて思い出した用事 ・再読したくなった本や、会いたくなった人、再訪したい場所など などをメモして、その「ピンときたところ」に付箋を貼っていきます。マーキングもできればここで。 僕はフィルム付箋は、これとこれの2種類使い分けています。「超丈夫」のほうは、本の栞や後で必ず参照するノートのページをマーキングするのに非常に便利です。あとでめくりやすいしね。使いすぎると「全部重要」になってわかりにくいので、「自分の重要なアイデアのみに使用する」という具合に使えるルールを決めておきましょう。 ■メモからその年をまとめる この状態、なにかに似ていると思ったら、図書館で辞書とか百科事典を調べてメモを作っているときの状況ですよ。広い机の上でやるといいかもしれません。ノートはポストイットを貼りっぱなしにしておけばいいので、躊躇せずどんどん貼っていきましょう。 ちょっとでも気になったことがあったらすぐにメモ! ここでやり残したことや、これからも考えていきたいアイデア、当時はなんでもないことだったが、改めて見るとすごい発想など、何でも書き付けていくのです。 メモはロディアなどの小さい用紙か情報カードに、1枚1情報で書いていくのがおすすめです。「おや」と思ったら、ノートナンバーと共に書いておく! ![]() で、できあがったメモを読み返してみましょう。 そこには、後悔していることや、来年こそ実現したいこと、面白かった本や映画、今年やり終えた大きな仕事、自分や家族のニュース、世間を賑わした大事件、「おれってこんな奴なんだな」といった自己省察のメモなどがバラバラに並んでいるはずです。 さっき、小さなメモ用紙に1枚1情報ずつ書く、といったのはここで、次のものを作ってみてほしいからです。 ・2010年、私の10大ニュース ・2011年の目標・やりたいこと ・この1年で面白かった本・映画など メモ用紙机の上に広げて、自分のニュースや本のこと、スポーツのこと、勉強のことでもいいので、カテゴリごとに並べ変えたりしながら、自分の1年を整理していくわけです(10大ニュースなど年末にやってみるといい目標管理については『知的生産ワークアウト』でも書いたので、そちらもご覧になって下さい)。 そして、これらをまとめた上で最終的に、 ・この1年をまとめると、どんな年だったか という文章(箇条書きでも可)を今使っているライフログノートにまとめてみるのです。 このまとめは、テキスト入力してブログにアップしてもいいし、自分のメールアドレスに送ってクラウド保存してもいいかもしれません。特別に保存しておきましょう。 というのも、こういうものが意外と「お守り」になるからです。 人間というものは普段の日に「心機一転だ。これからは毎日○○しよう」と思っても、なかなかできないものです。 でも元旦の決意にはかなり効果がある。 年末年始は「仕切り直し」の貴重なチャンスなのです。 年末年始は、時間的にゆとりがあるだけでなく、「我に返る」のに最適な雰囲気もあります。その環境を利用して、ライフログの読み返し、1年のまとめという「儀式」をすれば、より晴れやかな気分で一年のスタートを切れるはずです。 ぜひ1年間の記録を、次の年に立ち向かうバネにしてみて下さい。 ■
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by okuno0904
| 2010-12-20 20:49
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