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新企画! 「フリーランス飯」
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※画像を調理中のメシに変更しました。
「煮パスタ」とはこういう感じです

「フリーランス飯」という企画を考えている。

フリーランスでどうやってメシを食っていくのか?
会社員時代を上回る収入が入ってくる「仕組み」とは?
年金や社会保障のために今から準備できることって?

……という内容ではなく、
家で仕事をしているフリーランスの食事をどうするか?
ということを語るコンテンツである。

家で仕事をしていて、ランチの時間になる。
さて、何を食うか?
若いうちはカップ麺でもいいだろう。
だが年を重ねると「コンディション」というものに、
敏感になってくる。

きょうは頭がよく回る、仕事が捗る。
そういうケースは、必ず「睡眠・食事・トイレ・運動」の4つが
うまくいったときだとわかってくるのである。

睡眠を十分にとるには、さっさと寝るしかない。
運動は、走るのがダメなら歩けばいいし
ほかにも家でストレッチをするとか、
いろいろやりようがある。

これらに比べるとメシはちょっと難しい。
「おいしくて体にいいもののを食べる」
というのが模範解答だろう。
しかし、毎日たった一人の食事をつくるのに手間はかけられない。
「簡単・短時間にできて、後片付けもラク」
という条件が加わる。

フリーランスの目から見ると、
巷の自炊本は「凝りすぎ」の感がある。
とくに「男の料理」みたいな本では、
「スパイスから作る手羽元カレー」とかいうのが載っていたりする。
こういう料理は手間がかかる上に野菜はほとんど採れない。
「フリーランス飯」とは対極にあるものである。

ネットでよく見る「ズボラ飯」は、かなり近い。
ただ、あれはややジャンク寄りすぎる。
それにソーセージとかコンビーフとか使って
手っ取り早くおいしくするから、意外と高コストだ。

ではどうすればいいのか。
たとえば3度の飯を

・箸が立つくらい野菜の入った味噌汁
・納豆や生卵
・ごはん

とすればパーフェクトだろう。
だが、糖・塩・脂で飼いならされた現代人が、
こんな食生活には耐えられまい(僕も無理です)。
ちゃんと出汁をとっておいしい味噌汁を作れば、
満足できるかもしれないけど……ねぇ?

そこで、「フリーランス飯」の出番となる。
クリアすべき条件は以下4点だ。

――――――――――――――――――――
1:安くておいしい……化学調味料があふれる現代で、これはさほど難しいことではない。ただ「飽きない」というのはハードルが高い
2:野菜がたっぷり……出張などで外食が続くと一気に野菜不足になるので、日ごろから野菜はたくさん採っておく必要がある。栄養バランスという視点では炭水化物やタンパク質、脂質も大事だが、これらはどうとでもなる。気にしなくていい。
3:冷蔵庫にあるもので作れる……凝った食材を必要としないこと。ネギ、ニンジン・玉ねぎなど、ありふれた野菜。そして肉は「豚コマ」のみ使用。ほかにも豆腐、牛乳、パスタなど、どこの家にもあるもので作る。
4:簡単で後片付けもラク……まな板で肉を切ったり(あとで脂を落とすのが面倒)、みじん切りにしたりする行程はない。料理はワンプレート。食べ終わったら鍋と皿を洗えばいいだけ。
――――――――――――――――――――

先日、「日本人は家事をしすぎ」という記事を見た。
日本では朝から魚を焼いて旅館の朝食のようなメニューを作っている家がある
(今やものすごく少数だと思うが……)。
一方、フランスではクロワッサンにチーズをつまんで、カフェオレを飲むだけ。
朝から火なんか使ってるから時間なくなるんだよ、まったく日本人はさぁー、
という内容だった。
フランスの食事が理想かどうかはさておき、
朝飯は冷蔵庫から出すだけの簡素なものでいい、というのは同意する。

わが「フリーランス飯」の朝食は、
卵かけごはん・ネギを入れた納豆、牛乳だけ。
手間はネギを刻むことぐらいだ。
長ネギの青いところがあればたくさん入れる。
この毎日のメニューを会社員の知人に話すと「えーっ」と言われた。
そんな貧相なメニューだろうか?
午前中の空腹をしのぐにはこれで充分だと思うけど。

一方、ランチは毎日メニューを変える。
よく作るのが「煮パスタ」。
先の4条件を満たす代表的な料理である。
やや趣味的に語られがちな「ワンポットパスタ」を
ひたすら実用的にアレンジしている。
作り方は以下。

――――――――――――――――――――
●野菜たっぷり「煮パスタ」(1人前/調理時間10分)
①小鍋(ミルクパン)に水200ccを入れて火にかける
②パスタ100-150gを折って入れる(涌く前からOK)
③野菜や肉を火の通りにくいものから入れていく(同)
④かき混ぜつつ水分がなくならないよう、適宜、水を足す
⑤だしの素や調味料で適当に味をつける
⑥火にかけた段階から数えてパスタのゆで時間+2、3分程度で完成
――――――――――――――――――――

この料理のたくさんの利点のなかで、
特筆すべきは「アイドルタイム」がないことだ。
湯が沸くまで、パスタが茹で上がるまで、
といった待ち時間が一切ない。
鍋を火にかけた時点でパスタも野菜も投入できる。
さらに調味料を入れたり、まな板を洗ったりしていれば
すぐにパスタが煮える。

後片づけもラクだ。糊化した汚れが固まらないよう、
皿に移したらすぐ鍋の内側をボロギレで拭いておく。
煮汁ゼロなので排水溝も汚れない。

融通も利く。味は最後の段階で決めればいい。
代表的な味付けはこんな感じだ。

・ケチャップ+コンソメ→ナポリタン
・コンソメ+牛乳(豆乳)→スープパスタ
・カレールー+ケチャップ→インデアンスパゲティ

あっさり味がいいときは、めんつゆや塩昆布、お茶漬けのもとで
和風パスタにするといい。
「和風だし+牛乳+味噌」なんかもいいかもしれない。
前日の晩に作ったアサリの酒蒸しの残り汁を
使ったらときは飛び上がるほど美味かった。

ありふれた材料でパッと作れて、後片付けも簡単。
野菜たっぷりで体にいい、と。
これぞフリーランス飯! お試しあれ。

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by okuno0904 | 2018-02-09 16:21 | その他 | Comments(0)
   

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