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ちょうどいい逃避
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ライターの仕事において、
「どうしても書けないときやっていいこと」
というのを持っておくのは
意外と大事だと思っている。

ノートにいろいろ書くのでも、
書類の整理でもペーパークラフトでもいい。
重要なポイントは、
「一応は書こうとしている」
と自分を納得させられるか、だ。

だから、映画を見に行ったり
呑みに行ったりするのはアウト。
ノートパソコンを持って(ここ大事)
公園を歩き回ったりするのは
ギリギリ「あり」だろう。

でも、基本的には家から出ない方がいい。
仕事部屋からも出ない方がいい
テレビやゲームは完全な逃避だからダメ。
本やマンガはそれに比べればマシだが、
逃避のウェイトが高すぎる気がする。

できればデスクに座ったままがいい。
で、「ほんの少し問題をうっちゃる」
仕切りなおしてちょこっと英気を養う。
そんな程度の行為がベストだ。

動画なんかを観たりするより、
能動的に手を動かす作業がいい。
デスクをピカピカに拭いたりするのは、
気紛らしと実益を兼ねていて最高だ。

わが家の仕事部屋には折り畳み自転車がある。
難しい仕事をしているおかげで
チェーンは常にピカピカだ

ただ掃除はシリアス過ぎるというか、
いかにも「苦悩してる」
という感じがするのがよくない。
「書けない」という自己暗示にかかってしまいそうだ。

そこで昨年からやっているのがこれ。
ごぞんじ「スクラップ川柳」だ。
そのために日ごろからケースに「素材」を集めている。

壁に頭を打ち付けたくなるほど行き詰ったときは、
すみやかにパソコンを片付け、
スクラップ川柳にいそしむ。

……できた。なかなかおもしろいぞ。
はっはは、……あれ、何やってるんだ俺。
ああああー、もう一度原稿と格闘するか。

こんな調子で、いい気分転換になる。
同業者には是非おすすめしたい。

by okuno0904 | 2018-01-26 18:04 | その他 | Comments(0)
ステッドラーの鉛筆ホルダーに感動した
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久々に文具のこと書きます。
本ではいろいろ紹介したりしてますけど、
基本的にはモノ買うの避けてるんですよね。
余計なもんがどんどん増えていくから。
使わないペンやらなにやらがデスクにあると、
なんつーか、「純度」が下がる気がしませんか?

そんなわけで私は、
「文具は今あるのを使い切ってから次のを買う」
という主義なのです。

よくペンを買うのは「鉄道忘れもの市」です。
ジェットストリームやSARASAといったいいヤツが、
5本100円くらいで買えます。
たいていインクが半分くらいになっているので、
カバンや上着に差しっぱなしで使うのにちょうどいい。
安いから失くしても気にならないし。
(で、「忘れもの市」に流れる。完璧なエコシステム!)
忘れ物市のペンは汚れてたり手垢でべとべとしてたりするけれど、
アルコールで拭けば新品同様になります。

まあ、ボールペンはそれでいいとして、
ここ数年の悩みは「鉛筆」です。
小学生になった娘が、
使い古した短い鉛筆をいっぱいくれるわけですよ。
鉛筆は普段からよく使うので、
「おお、どんどんもってこい」
と言ってたものの、いかんせん多すぎる。

で、よくある真鍮製の補助軸を付けて使ってたわけですけど、
ガタつき、軋みで書き味は最悪。
わー、こりゃもうチビた鉛筆は捨てるしかないな……、
と思いかけたとき、最後の賭けとして、
この伝説的な一品、ステッドラーの鉛筆ホルダーに
賭けてみることを思いついたわけです。

ヨドバシ・ドット・コムで1500円くらい。
たかがチビた鉛筆を使うのに1000円超っておい。
ぜんぜん節約になってねぇぞ、
という気もしするけれど、これでいいのです。
「鉛筆を使い切る」という
自分の流儀を通すのが目的なのですから。

イライラの元凶だった補助軸から
鉛筆を取り出し、この鉛筆ホルダーに入れて締める。
軽く回すだけでギチギチに締まる!
ガタつき、軋みは完全にゼロ。
重心もよく計算されているのか、
万年筆のような心地よい重みがある。
入れているのは安い鉛筆なのに
ハイユニとかのフラッグシップモデルを使っているような感覚。
これはいい、これは値打ちあるぞ!

よく考えれば、チビた鉛筆だけでなく、
短くなった色鉛筆にも使えるし
(これも大量にもらう。マーカー代わりに使用)、
景品なんかのヘボい鉛筆もこのホルダーを付ければ、
わりといい書き味になる。
そう考えればけっこうお買い得かもしれません。
ギフトにもよさそうですね。

ああ、いい買い物した。
もう死ぬまで鉛筆の使い切りに悩まなくていいのだ、
自分はこの問題に打ち勝ったのだ、
人類でも数少ない勝利者なのだ。
そう考えると笑いが止まりません。

by okuno0904 | 2018-01-19 14:26 | 自慢のコレクション | Comments(0)
2018年版 新聞・雑誌の付き合い方
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2017年、元日に立てた目標は「ネットをやめること」だった。
特定のだれかの書き込みの話じゃなくて
いわゆる“ネット社会”というのは「心底くだらん」と思ったのである。
誰が炎上したとか、どの書き込みがバズったとか。
そんなことにかかずらっているには人生はあまりに短い。

というわけで、メール・地図・乗換案内など、
生活に必要なサイトを除いて、
ネットニュースやSNSなどは一切見ないという
「縛りプレイ」をやってみた。

……が、3日と持たなかった。
あらゆる情報が「ヒモ付け」されているから、
乗り換えを調べるあいだにも、
勝手にくだらんニュースが入ってくるのである。
「このニュースを3行で言うと……」
「AYA、娘の誕生日に手作りケーキ」
「松ちゃんが○○な風潮に苦言!」
みたいなヤツがさぁ!

というわけで、早々に白旗を挙げて、
2017年もネットどっぷりで過ごした。
ニュースやネットタコ踊りに
大量の時間をドブに捨てたものの、
うまくいったこともある。
新聞・雑誌との付き合いだ。

新聞がアレなのはまあ仕方ないとして
雑誌の方はここ数年、
「頭の刺激になるようなちょうどいいのがない」
という悩みがあった。
「ナショナルジオグラフィック」は鉄板として、
あと2、3誌、定期購読して、たまに、
「おや、この記事はおもしろい」となるような
ちょうどいい雑誌はないか、と。

「ニューズウィーク」は過去に定期購読していたけれど
読むのが追い付かないのでやめた。週刊はきつい。
総合週刊誌は下半身と株の話ばかり。
月刊総合誌はもはや終活専門誌となっている。

一体おれはどうすりゃいい?
そもそも雑誌自体が青息吐息だ。
残っているのはもう出版社のPR誌くらいか、
あれも連載小説ばっかりでイマイチなんだよなぁ……。

そんなふうに、考えているうちに思いついた。
いや、出版社によっては「非文芸」なPR誌もあるぞ、と。
とくに総合出版社は、文芸系とノンフィクション系とが
それぞれPR誌を出していたりする。

というわけで、ネットで目次とにらめっこし、
以下4誌の定期購読を申し込んだ。

・本(講談社)
・ちくま(筑摩書房)
・みすず(みすず書房)
・1冊の本(朝日新聞出版)

1冊あたり100円程度なので、
ダメならすぐ購読を打ち切ればいいと思っていた。
ところが、4誌ともイケた。
ひとつの号に2、3個は刺激を受ける読み物があった。
(「みすず」はややハイブローすぎるが……)

一方、新聞は書評を読みたいので日曜に買うことにしている。
ハッキリ言って毎日新聞が頭ひとつ抜けている。
気分次第で読売や朝日を買うこともある。

つまり、我が家は新聞数誌が週1回、
月刊誌が数誌入ってくることになる。
これらの「読みこなし」にはちょっとコツがいる。
週末にまとめて読むには量が多すぎる。
毎日コツコツ、氷河を溶かしていくような読み方をしないと、
あっという間に対処できなくなってしまうからだ。

そうならないよう、長年の習慣の末に編み出したのが次の方法である。

============
①新聞と雑誌は、全部クリアファイルに突っ込む(目立つものがいい)
②読むときは一番前にあるのをひとつ取り出し、気になるページを読む
③読んだページは破り捨てる(あるいはノートにスクラップする)
④その「残り」はファイルの一番後ろに回す
※一番前にあるものが読みたくなければ、読まずにそのまま一番後ろに回すのもOK
============

このファイルは持ち歩いて、毎日いじるのが理想である。
自分の場合は、
「毎日スクラップする記事がひとつ見つかるまでやる」
と決めていて、だいたいはクリアできている。

言ってしまえば、読もうが読むまいが、
毎日、糠床をかき回すように(やったことないけど)
手を入れつづけるのがコツだ。

毎年、元旦には新聞を全紙買っているので、
いまファイルはパンパンだ。
今日もスクラップ素材が見つかるまで読まねばならない。
一見めんどくさそうだけど、
勘がよければ10分くらいで見つかる。

……爺の繰り言のような話だ、と思いつつ
今週の更新とさせてもらいます。

by okuno0904 | 2018-01-12 09:15 | その他 | Comments(0)
初輪行で箸墓古墳へ
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あけましておめでとうございます。
今年初めての金曜更新です。
まだ正月休み気分ですけど、
とりあえずなんか書きます。

去年、折り畳み自転車を買いました。
買うときは例によって
「ホントに乗るの? 折りたたむの?」
とかさんざん言われましたが、
結果的に昨年いちばん買ってよかったものの
ひとつとなりました。

正直、そんなに走る自転車じゃありません。
ホイールが14インチなので……
その代わり7kgと軽いから
15分くらいなら余裕で担いで歩けます。
自宅から電車に乗るときも、
袋詰めの手間を省きたいので
折り畳んだ状態で家から持っていってます。

今回は、近鉄の初詣チケットを使いました。
吉野まで行って山を下って、
飛鳥の方まで行ったらええんちゃう?
という適当なプランを立てて出発。
途中、空腹に耐えかねて橿原神宮で牛丼屋に入る。
ついでに橿原神宮に寄って
チケット特典の記念品をもらい。
また近鉄に乗ってで橿原神宮→吉野。
走ろうか5分くらい考えたのですが、
道がよくなさそうなのと寒さでやる気をなくし、
再び来た電車で飛鳥に戻る。

午後になって暖かくなり、
自転車も気持ちよく走れる。
キトラ古墳を見て、次は石舞台でも行ってみるか
と思ったものの、道を間違えたので、
そのまま桜井に行くことに。

桜井で、もう帰ろうかな、と思ったものの
日没まで山の辺の道を行ってみようと思いつく。
山の辺の道を自転車で行ったのは初めてです。
半分くらい押し歩きになってしまいました
ほぼハイキングです。
結局、檜原神社で日没を迎えリタイヤを決意し、
地図を見たら、箸墓古墳が近かったので
見に行くことにしました。

昨年末「池の水ぜんぶ抜く」で話題になった箸墓。
番組はなくなったものの
池の水はしっかり抜かれていました。
意外と墳丘も整っていて、
初期の前方後円墳には見えないです。
最後はまた桜井駅まで走って電車で帰宅。

よく考えたらほとんど走ってない……
輪行というより、「自転車を持った乗り鉄」
みたいになってしまいました。

以上、フリーきっぷと折り畳み自転車があると
こういうテキトーな旅が可能になるという話でした。


by okuno0904 | 2018-01-05 18:41 | 旅と散歩 | Comments(0)
   

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