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天王寺動物園のゾウ・春子に東大で再会
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春子というのは2014年に亡くなった
有名なアジアゾウです。
天王寺動物園で60年以上、
飼育されていました。

最期の様子はドキュメンタリー
「天王寺おばあちゃんゾウ 春子 最後の夏」
として公開されています。
老衰によって、お客さんの前に出られなくなり、
そして立てなくなり、ゾウ舎に寝転んでしまう。
ついには鼻を持ち上げることもできなくなり、
飼育員に見守られながら逝く。
そんな様子が映像に収められています。

うちでは子供が生まれた8年前くらいから、
2カ月に1回くらいは動物園に行っていて
(最近はだんだん減ってきた)、
いつもゾウを見ていたので、
ちょっとしんみりする出来事でした。
親子2世代にわたって見てきた長寿のゾウが
(僕が子供のころには名前なんで見てなかったけど)
ついに死んでしまった……。

で、天王寺動物園では、それ以降、
新しいキリンが入ってきたり
ホッキョクグマに子供が生まれたりと、
いろいろうれしい出来事があり、
すっかり春子のことは忘れていました。

ところが先日、東京の友達に誘われて
「最古の石器とハンドアクス」
という考古学の展示会を見に行ったとき、
見つけたのです、骨になった春子を。
「どこかで骨格標本にされているんだろうな……」
とおぼろげに考えていたけれど、
まさかこんなところで出会えるとは!
いろいろ歩き回っているとこういう発見があります。

 ☆

 今年もお世話になりました。来年も毎週金曜に何か書いていきます。あと新刊も出すつもりです。ひきつづきご愛顧のほど、よろしくお願いします。


by okuno0904 | 2017-12-30 06:05 | 旅と散歩 | Comments(0)
1/28(日)岸和田市立図書館で講演します(告知と雑感)
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年明けイベントの告知です!
1/28(日)13:30から
岸和田市立図書館(大阪府)で講演します。

参加費は無料。
事前申し込みとなっております。
詳細は下記リンクからご確認ください。

岸和田市立図書館

年明けから岸和田とは縁起がいい。
というか、泉州人としてはかなり
テンションが上がります。

岸和田ってきれいな城下町で、
気取らない下町で。
だんじりだけじゃなくて、街並みもいいんですよ。
たしか「美人が多い」説もあったような……。

さて、図書館活用術の講演は、
日本各地いろんな場所でやらせてもらいましたが、
意外と図書館を知らない人のウケがいいです。
逆に図書館をよく知っている人からは
「司書でもできる話だ」
とかアンケートで言われたりします。

たしかにその通りなんですよね。
べつに、誰も知らなかったような活用法を語るわけじゃない。
分類やらネットワークやらの基本を説明して、

「いきなりOPACで検索するんじゃなくて、棚を見るんです」
「こういう別置をしている図書館もあるんです」
「こんなふうに読書ノートを作ると頭に残ります」
とか、当たり前のことを言っているだけ。

まあしかし、言わせてもらうなら、
世の中では「当たり前のこと」「基本中の基本」がいかにスルーされているか!
ってことですよ。

たとえば「ライターになりたい」という若者がいたら、
「たくさん読んでたくさん書くといい」
と僕はよく言います。
これ、物書きが100人いたら100人言うようなことですが
(スティーブン・キングも村上春樹も言ってた)、
99%の人はやらないんですよ。残念ながら。
(読まないのになぜライターになりたいのかも謎だけど)
「こういう書くのに役立つ本があるよ」
と教えてあげても、まあ買わない、読まない。
渋沢栄一も言ってましたね。
後進のためなら、お膳立てまでは喜んでやってやる。
しかし、箸を持って口に運んでやるほどこちらは暇ではない、と。

図書館超活用術に限らず、僕の本って
「ノートに書くと印象に残っていいよ」
とか、何百年も前から言われているような
当たり前のことを言ってるすぎないんです。
それが売れたり、海外から反響が来たり、
メディアが取材に来たりする。
自分でもヘンな世の中だな、と思います。

あ、話を戻しましょう。
図書館の使い方って、なにも難しいもんじゃない。
図書館はそこら中にある。
図書館員も喜んで教えてくれる。
なのになぜ、この当たり前の知識が
世間にまったく広がっていないのだろう?

なぜこんなに人間がいるのに理想の恋人に出会えないのか?
みたいな話ですね(ちょっと違うか)。

コレ書き出すと長くなるのでやめときます。
以上、告知と雑感でした。

by okuno0904 | 2017-12-26 10:14 | 告知・募集 | Comments(0)
私、コンビニ版の味方です
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「コンビニ版コミック」とは
ペーパーバックの廉価コミックのこと。
コレクターには評判の悪いブツです。
紙は悪いわ広告は入ってるわ、
この『火の鳥』なんてまだいいけれど、
ほかのになるとこんなんだからね。
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改めて見ると本当にひどいデザインだ……。
でも、僕はけっこう好きなんです。
気楽に扱えるから、
繰り返し読むマンガなんか、いいんですよ。

分厚いから(寄生獣なんて3巻!)
部屋にポーンと転がしておいても
どっかにいかないし。
(文庫だと失くすんだよねー)

風呂につかりながら読んでも、
傷みが気にならないし。
買うときもブックオフで投げ売られてるし。

マンガ好きは本棚スペースのやりくりが大変ですね。
でもコンビニ版なら、こんな蔵書が可能!
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いいよ、コンビニ版いいよ!
というわけで、今年の冬も熱い風呂に使って
マンガをを読んでいます。

なかでも『史記』(横山光輝)はもう10回以上読んでます。
みんな同じ顔だから、
ぜんぜんストーリーが覚えられない。
とくに戦国時代。
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主人公である有能な人は、
だいたい悲惨な死に方をします。

たまに、あれ? この人って生き残るんだったっけ?
と思ってたら、王から難癖付けられて、
やっぱり一族郎党処刑されたりする。

「あっなにをするのです! 狡兎尽きて良狗烹らるるということですかーッ!」
という名将たちの叫びが何度もこだます。

つまり、
――――――――――――――――――――
仕事ができる
 ↓
出世する
 ↓
人気が集まる
 ↓
トップに嫉妬される
――――――――――――――――――――

この時点でほぼ「詰み」なので、
王に次ぐ実力を持ったあたりで、
決断しなければなりません。

道はふたつ
トップを殺して自分が王になるか、
「私は絶対あなたの忠実な部下ですよ」
というポーズをとるか。

だいたい、親切な遊説家がやってきて教えてくれます。
「将軍、あなたは力を持ちすぎた。
もうここまで来たらもう殺されるか殺すかしかないのですよ」
と。

野心のない将軍や参謀は
とりあえず酒と女におぼれたり
しょぼい賄賂をかき集めたりして
「ボンクラなんです」という芝居をします。

このタイミングが早すぎると
王「あの野郎、なにサボってやがる!」
で処刑コース突入。
ちょうどいい塩梅でこの芝居がきまると
王「あいつはもうダメだな(笑)」
で幸せな老後を過ごせます。

老いぼれて王が猜疑心のかたまりになるまえに、
手を打っておくのがポイントですね。
ちょくちょく「ちかごろ持病が悪化して……」とか
弱音を吐いておいたり、
論功行賞をおねだりして、
カネにしか興味ない俗物なんだとアピールしたり。
(ああ、めんどくせえ~)

と、こういうことを将軍に入れ知恵した遊説家は、
賑わう街のなかをよだれを垂れ流し奇声を挙げながら去っていく。
どこでか情報が洩れてもこれなら大丈夫。
「エア発狂」という高度な護身です。

深い、深すぎるよ、史記!

by okuno0904 | 2017-12-22 13:18 | 私の愛読書・私の古典 | Comments(0)
廃タブレットと青空文庫で『日本の名著』を読む
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「今月の1枚」じゃ年12回。
少なすぎるだろ、という
心の声がしたので、
週1回、毎週金曜日に
更新することにします。

で、今回はコレ
家で眠っていたタブレット
「ASUS NEXUS7」
を青空文庫専用端末として
復活させた話です。

2012年モデルですからね。
もう完全にポンコツ。
gmailですらフリーズする
googlemapを見るなんてもってのほか。
kindleなんて立ち上げることすらできない!

そこで、
「青空文庫をダウンロードして読むこと」
これしかできない端末として
割り切って復活させたわけです。
ハイ、正直キンドルがほしいわけですが
踏ん切りがつかないわけで。
いわば苦肉の策です。

同じことをやる人のために
以下の通り作業をまとめておきます。

1:青空文庫ビューア「読書家」をインストール
2:青空文庫ダウンローダ「青空文庫ローダー」をインストール
3:「設定」からプリインストールアプリを片っ端から無効化
4:無効化できないものは「強制停止」にする

コツは3、4になるでしょうか。
思い切ってバコバコ消しまくるのが大切です。
僕の場合は、

・ブラウザ
・カレンダー
・時計
・文字入力に関わるもの

を除いてすべて消しました。
もはやメールも見ることができません。
天気予報はブラウザから見ます。

そもそもwifi専用端末なので、
SMSとか電話がらみのものは
そもそも消していいわけです。

で、どうなったかというと、
「快適」のひとこと
うん、おれが求めていたのはこれだ!
という感じです。
どうでもいいプリインストールアプリ
がうじゃうじゃあって
google先生も業が深いなと思いました。

さて、青空文庫アプリはいろいろ出てますが、
読書家と青空文庫ローダーに
かなうものはないです。
「設定」で行間をMAXにしておくと
非常に読みやすい。

そんなわけで今、福翁自伝を読んでいます。
講談社現代文庫だったかな?
大学のころ始めて読んだ福沢諭吉の本。
いや、痛快。ネアカでいい。
思想家としてよりこのカラッとした性格が
福沢諭吉の魅力でしょう。
小説家であれ学者であれ
物を書くヤツは基本的にみんな暗いからね。

カレル・チャペックも言ってます
「本を書くのが、ほとんど
意地悪で不幸な人間ばっかりなのは、
本当になぜなのだろう?」(いろいろな人たち)

あ、話を戻します。
青空文庫で本を選ぶのはちょっと難しいですね。
僕はほとんど小説を読まないので
NDC(日本十進分類法)の分類で
「3類:社会科学」のところを選んで
評論を読んだりしてたのですが、
最近すげーブックリストを見つけました。

『日本の名著―近代の思想』桑原武夫(編集)
中公新書の1冊目ですな。
宮脇俊三ファンとしては、
グッとくるものがあります。

これは、日本の明治~敗戦の本の中から、
「こりゃどっからどう見ても重要だぁ!」
という本を各分野の第一人者
(このメンツもまたすごいのですが、
それはさておき)
が選んで、解説を加えたもの。

選書については
「フィクションは除く」
というのがまたいい。
小説を読まない自分にはもってこいです。
このルールによって
夏目漱石は『こころ』ではなく
評論が選ばれています。

ブックリストを書き出したものを
ウェブで見つけたので、
「青空文庫の蔵書の有無」
を示すマルをつけてみました。
1時間近くかけて調べましたよ!
それが以下です。

============
■『日本の名著』桑原武夫の書籍リスト(「〇」は青空文庫に蔵書あり)
〇福沢諭吉『学問のすゝめ』
田口卯吉『日本開化小史』
中江兆民『三酔人経綸問答』
北村透谷『徳川氏時代の平民的理想』
〇山路愛山『明治文学誌』
〇内村鑑三『余はいかにしてキリスト信徒となりしか』
志賀重昂『日本風景論』
陸奥宗光『蹇蹇録』
竹越与三郎『二千五百年史』
幸徳秋水『廿世紀之怪物帝国主義』
宮崎滔天『三十三年之夢』
岡倉天心『東洋の理想』
河口慧海『西蔵旅行記』
〇福田英子『妾の半生涯』
北一輝『国体論及び純正社会主義』
夏目漱石『文学論』
〇石川啄木『時代閉塞の現状』
〇西田幾多郎『善の研究』
〇南方熊楠『十二支考』
津田左右吉『文学に現はれたる国民思想の研究』
〇原勝郎『東山時代に於ける一縉紳の生活』
〇河上肇『貧乏物語』
長谷川如是閑『現代国家批判』
左右田喜一郎『文化価値と極限概念』
美濃部達吉『憲法撮要』
〇大杉栄『自叙伝』
内藤虎次郎『日本文化史研究』
狩野亨吉『狩野亨吉遺文集』
中野重治『芸術に関する走り書的覚え書』
折口信夫『古代研究』
〇九鬼周造『「いき」の構造』
中井正一『美と集団の論理』
野呂栄太郎『日本資本主義発達史』
羽仁五郎『東洋における資本主義の形成』
〇戸坂潤『日本イデオロギー論』
山田盛太郎『日本資本主義分析』
小林秀雄『私小説論』
和辻哲郎『風土』
タカクラ=テル『新文学入門』
尾高朝雄『国家構造論』
矢内原忠雄『帝国主義化の台湾』
大塚久雄『近代欧洲経済史序説』
〇波多野精一『時と永遠』
小倉金之助『日本の数学』
今西錦司『生物の世界』
〇坂口安吾『日本文化私観』
湯川秀樹『目に見えないもの』
鈴木大拙『日本的霊性』
柳田国男『先祖の話』
丸山真男『日本政治思想史研究』
============

えーと、「蔵書あり」は
15冊くらいですか。
少ねぇ、といえばその通りですが、
けっこう楽しめますよ。

年末年始、ご家庭に眠っている
古いスマホやタブレットで、
読書三昧というのはいかがでしょう?

by okuno0904 | 2017-12-17 05:42 | 私の愛読書・私の古典 | Comments(0)
今月の1枚「コハクチョウ」
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ブログの更新もサボりがちなので、
しばらく「今月の1枚」
というのをやろうと思います。
その月に撮った写真1枚+コメント。

これなら長々と書かずに
最近どんなこと考えてるか、
どんなふうに過ごしているか、
うまく出していけるかな、と。

今月は米子市の水鳥公園。
駅からレンタサイクルで行きました。
コハクチョウ600羽は圧巻!
このときは暖かかったけれど、
今頃は雪なのかなー



by okuno0904 | 2017-12-06 10:14 | 私のカメラ・写真道 | Comments(0)
『情報は1冊』の中国語版が出ました
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拙著『情報は1冊のノートにまとめなさい』の中国語版が出ました。
中国では、シリーズ第2作である『読書は1冊』が先に発売。
これが好評だったためシリーズ第1作の刊行が決まったそうです。

出版社の話によると
「読書」はなんと8万部も売れたとか。
すげえええ!
日本で8万部売れたら年間ベストセラー入りですよ。
なんだかまるでリアリティないですけど、
外国でも読んでもらえるのはありがたいことです。

文房具に凝ったりノートをつくったりする人は
日本に限らず中国・韓国・台湾にも多いそうです。
中国、さすが文房四宝の国ですね。

この本の原書は2008年刊行。もうすぐ10年が経ちます。
なにか記念にちなんだ仕事をしたいな、とか、
ちょっと考えているところです。

 ☆

数日前からぐっと寒くなってきました。
ここぞとばかりにハクキンカイロを火口を交換し、
ぬくぬくで仕事してます。
・ネックウォーマー
・ダウンベスト
・ダウンレッグウォーマー
・ハクキンカイロ
というのが毎年冬のスタイルです。

by okuno0904 | 2017-12-06 10:02 | これまでの実績 | Comments(0)
   

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