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> 大阪で『学問のすすめ』のセミナー
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先週、知的生産の技術研究会(関西)で、
最近、現代語訳のライティングをした
『学問のすすめ』
についてしゃべってきました。
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。

なんで私が現代語訳をしたのかの話から、
訳出作業の苦労話、
同じ著述者としての福沢のすごさなど
自由に話をさせてもらいました。

後半は
「奥野が衝撃を受けた『学問のすすめ』の名言」
として、スライドショーで
「すごい言葉」を解説。
例えばこんなのです。

―――――――――――――
もし、みんながこの独立の心をなくして、
何事においても他人に頼るようになってしまったら
どうなるでしょうか。

日本中の人が、みんな寄りすがろうとする人だけになり、
支える人はいなくなってしまいます。

これは先導者のいない盲人の行列のようなもので、
大変なことになるでしょう。
―――――――――――――

これなんか、江戸時代から変わりない
大衆の町人気質を批判した言葉ですが、
今にもぴったり当てはまりますね。
1人や2人はいいとしても、
みんなが御輿にぶら下がったら全滅するよ、
というわけです。

どこかの大企業の話にも聞こえるし、
不安定な時代だからと若者が公務員を目指し、
そのせいでますます行政がダメになっていく
現代社会のジレンマにも通じます。

『学問のすすめ』の内容は
現代でもまったく古びていません。
しゃべりで福沢の面白さを伝え切れたか
自信はありませんが、
個人的には楽しいイベントでした。
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本のお買い上げもありがとうございました!
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by okuno0904 | 2012-11-01 06:18 | 活動報告(事後) | Comments(0)

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