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> ツイッターでの質問より「歴史の学び方」
以前いただいた質問、

●情報の集め方と使い方

●1冊の本を書いたり、講演やセミナーを作るプロセス(内容の構成方法、文章の書き方、相手に伝える技術)

●常識レベルの日本史と世界史

 について、つらつらと書いていきますね。
 ブログ一発書きなので論旨がわかりにくかったりすると思いますが、フィーリングで理解してください。

今日は、これ。

●常識レベルの日本史と世界史

 歴史については、僕もまだまだ勉強中です。
 しかし、20代のころと比べれば比較にならないほど知識がついています。
 日本史や世界史のテストと受けたら、高校時代の方が点数がいいでしょうけれど、雑談や自分で本を読むのに援用できるような知識は今の方が断然上です。
 コツはいくつかあります。

■ある人物のファンであること

 どんな時代でもいいので、誰か歴史上の人物のファンになってください。

 僕の場合は、えーと、いっぱいいるのですが、勝海舟、福沢諭吉、松浦武四郎など。
 海外だと、好きなのはトマスモア、エラスムス、ホイットマン、チャペックなど。なんでこんな人間がでてきたのか? という意味でヒトラーやスターリン、ロベスピエールなんかも興味があります。

 本を読んだとか、マンガや映画に出てきたとか、そんな理由でOKです。
 で、図書館で本を借りたりして、その人の人生を研究していく。

 勝海舟なら師匠に佐久間象山、福沢諭吉なら緒方洪庵など、師匠筋に当たる人物がいます。
 そういう人のことや出身地のことも研究して、更にその師匠筋、源流へ……とやっていくと、歴史の筋道が頭に入る。

 そして、今度はその後輩筋はどうなったか、と考えて、
 勝なら、他の幕臣は……、福沢ならほかの適塾出身者は……慶応大初期の教え子は……、思想的に影響を受けた人は……
 とリンクして読んでいく。

 その人物のDNAを追っていくような感じですね。
 ある種、歴史を無味乾燥な事項の羅列から「自分なりの物語」として作り直すわけです。

■ある時代のファンであること

 次に大事なのは、ある時代のファンであることです。
 僕は、日本史なら幕末、世界史なら近代や現代が好きです。戦国時代や中世は感覚的に理解できない部分があります。

 全体を学ぼうとするより、ある時代のことを重点的に学ぶ方が、歴史全体をザックリ理解することがたやすいのではないかと思っています。

つまり、部分は全体を含んでいる、と。

 たとえば、フランス革命に興味を持ったら、まずフランス革命の本を読む。

次に、フランス革命の源流をたどると、
イギリス市民革命、議会政治、米国独立、プロテスタント運動、ルネッサンス、ギリシア哲学……と、いろいろ興味を感じるので読む。

今度は、フランス革命の影響を考えると……
ナショナリズム、民主主義、ナポレオン、帝国主義、テロリズム、社会主義、人権思想の波及、ソ連、日本の開国、2度の世界大戦……

と、興味の赴くままに読んでいくわけです。

本をかなり買うことになるので、新書で探すか図書館を活用するとよいでしょう。

(続く)
by okuno0904 | 2012-04-03 11:37 | Comments(0)

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