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日経新聞・書評面「活字の海で」で『図書館「超」活用術』が紹介されました。
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4/17(日)日経新聞・朝刊の書評面で
『図書館「超」活用術』(朝日新聞出版)が紹介されました。
日経電子版(有料)でも読めます(もちろん図書館でも)。

記事は出版界のトレンドなどを紹介するコラム「活字の海で」。
取材では「利用者が図書館を育てる」という点にぐっときた、
といったことを言われました。
うれしいこと言ってくれるじゃないの、という感じです。

記事では、拙著だけでなく『知って得する 図書館の楽しみ方』(勉誠出版)
についても触れられていいます。
この記事で知ったのですが、同書は江戸川区の図書館長の著作とのこと。
江戸川区と言えば、はじめて図書館講演をしたところですよ。
参加者のから丁寧な礼状をいただいたこともあり、
めっちゃ印象に残っています。縁を感じますねぇ。

最近「図書館ブームということで」という趣旨の取材がちらほらあり、
疑り深い性格の私は、ほんまかいな、とちょろっと思ったりするのですが、
図書館、いま本当にキてるのかもしれません。
いいことですね。

「なんと、本に囲まれてコーヒーが飲める!」
とかいった話で終わりませんように。
(我ながら性格の悪い締めだなぁ)


by okuno0904 | 2016-04-18 07:47 | メディア掲載情報 | Comments(0)
日刊ゲンダイに『図書館「超」活用術』の書評
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活字メディアの人は、けっこうピンときてくれるんじゃないかなー
と思っていたので、本当にありがたいです。

友人知人からも「読んだよ」てな声が届いていまして、
図書館に詳しい人からは、
なんで「図書館のここがダメ」みたいなこともっと書かなかったの?
とか言われたりします。

もちろんそういうのはいっぱいあるんですけどねー
ただ、それを書いたら自分は気持ちいいかもしれないが、
そもそもダメな図書館はそんなこと意に介さないし、
むしろいけてる図書館の足を引っ張ることになるだろう、と。
そんなわけで、なるべく前向きなことを書くようにしたわけです。

その人にとっては、自分の家の近所にある図書館がすべてであって、
そこのサービスが悪かろうが、結局そこを使うしかないわけですしね。
ブツクサ言っても仕方ないだろう、と。
それより利用能力を上げて無理矢理にでも使いこなそうぜ、と。

図書館がらみの取材依頼もぼちぼちいただいています。
大阪在住なので(なぜかよく東京に住んでいると誤解される)、
出張取材になってしまうかもしれませんが、
まずはお気軽にお問い合わせください。



by okuno0904 | 2016-04-14 15:21 | メディア掲載情報 | Comments(0)
座右に置きたい「子育て本」――『子どもの能力を決める 0歳から9歳までの育て方』田宮由美
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『子どもの能力を決める 0歳から9歳までの育て方』
を読みました。
世間のイメージとは違って、
案外、小さい子がいる親は、
「本を読んでいるときまで子どものことを考えたくない」てな感じで、
こういう本は読まないもんですが(いや自分だけか?)、
謙虚な気持ちで読んでみると、学ぶところ大だったので、
ここでご紹介しておきます。

ひとことで言うと「使える!」 。
0歳から9歳までの子育て、
とくに教育のコツについて網羅しています。
手の届く場所におき、子供の成長に合わせて、
読み返すといいでしょう。

能力を伸ばす教育というと、
なんかカリキュラムとか、教材とかいったものがあるのか
と思っちゃうんですが、そうではありません。
結局は、親の生活習慣なんでしょうね。
よく言われるように、子供に「勉強しろ」と言うより、
親が勉強する姿を見せるべきだということです。

たとえば、本書にこんな文章があります。
--------------------
散歩中にタンポポを見つけたら、ママが「このお花はなんてお名前かな」と問いかけて、家に戻って本棚の図鑑を取り出し一緒に探してみましょう。葉っぱの上でテントウムシを見つけたら部屋で昆虫図鑑を開きましょう。(略)
 何度かくり返しているうちに、子どもは「知りたい」「わからない」と感じた気持ちを「本で調べる」という行動につなげます。本を上手に利用すると、広い社会に出たあとも子どもを助けてくれる学習の基本姿勢ができあがるのです。
--------------------
わからないことを調べる習慣。
これはいくら強調してもしすぎることはありません。
僕もライターとして本格的に仕事するまで、
辞書を引く習慣がありませんでした。
18歳まで「勧善懲悪」を「完全懲悪」だと思っていたくらいで。
その後、書き手として最低限の知識を付けるのに、苦労しました。

で、いま「趣味」になっているのが、
古本屋で辞書や図鑑を買うことです。
90年代くらいのきれいな辞書・事典が、
2000円くらいで売られているので、
それを買って、めくってみたり、
そばに置いて調べてみたりするわけですね。
意外なことに、ネットより早い。

この本を読んで思ったのが、
せっかくレファレンスブック(参考図書)がそろっているんだから、と、
本棚を整理し、子供に開放しよう、ということです。
まあ、まだ重たすぎて4歳児には持てないんですけど、
並べていると「このずかんがみたい」とリクエストしてくれます。
僕も、親の蔵書の影響をかなり受けました。
家に自分の知らない本があるというのは、
好奇心を磨いてくれるものです。

ところで、教育というのは、専門的には、
1家庭教育 2学校教育 3社会教育
と分けられるそうです。
1:家の中でのしつけや生活習慣、
2:学校での授業や試験、
3:会社で先輩なんかに教えられること
ということですね。
しかし、3はもう完全にダメだし、
2もなんだかアヤシイ感じです。
先生もしょっちゅう捕まってますし。

となると、もう家庭教育しかないのかも。
せっかくフリーランスなんだから、
子供にいろいろ時間を割いてやりたいな
というのが最近よく思うことです。

まあ、能力があろうとなかろうと
子供はいいもんですけど。
原始状態、無為自然を体現していて
なるほど、人間ってこういう生き物なんだな、と
よく感心します。

こんなふうに自分なりの子育て観をつくるためにも
本書をおすすめします。
by okuno0904 | 2014-03-13 09:21 | オモロイ本を読んだ! | Comments(0)
今年は「入手本紹介」をやります
いま日経BPnetでやっている書評のほかに、
もっとうまく本の紹介ができないか、
そんなことをずっと考えてきました。

ブログのようなレビュー趣味としてのもののではなく、
新聞書評欄のようなゴリゴリの読書家向けのものでもない。
また紹介する側の商売として書くわけでも、
書き手にハクを付けるためのものでもない。
もっとリアルな、大学のころ友達の下宿に呑みに行って
ふと本棚を眺めたときのような、
カジュアルな本の紹介って、できないのだろうか、と。

僕はかなり本を読む方で、
読書関係の本まで書いているのに、
そのほとんどをネットで紹介していません。
理由は、(身もフタもない理由ですけど)
まずamazonのリンクを張ったりするのが面倒なこと、
それにあまり意味を見いだせないからです。

僕は自分の興味だけに従って読んでいるので、
普通に読んだ本を紹介すると、まず、
話題になる、世間の関心に応える、といったものになりません。
「『日本共産党vs部落解放同盟』という本がおもしろかった」
と書いたところで、その本のamazonのランキングが上がったり、
ブログのヒット数が上がることはないでしょう。
よって、本の話をネタとして活用したいとは思っているものの、
結論は「わざわざ公開しなくていい」になるわけです。

自分で買った本はいいとして、問題は献本です。
こんな仕事をしていると、出版社から献本もよくいただくのですが、
なかなか読んで紹介する暇がありません
(こういう駄文を書いている暇はあるのに……不思議!)。
ずっとまあ仕方ないか、と思っていたものの、
近ごろ、このことがだんだん心に重くのしかかってきています。

当たり前ですが、出版社にとって書籍というのはまず商品であり、
「カネそのもの」といった面もあります
(詳しくは『誰が本を殺すのか』という本を読んでください)。
だから「もらっておいて紹介しない」というのは、
かなり気がとがめるわけです。
たとえば単行本が届いたら、
1500円をポケットに突っ込まれたのと同じような感覚になる。
販促に貢献もできないのに、合わす顔がねえ……というか。
かといって、パラパラめくって、
「さすが○○さん、今回もサイコーでした!」
というレビューを書く度胸もない
(読まずに書けるのが一流の書評家だ、
と言った大家がいたらしいですが)。

さらに、献本が積み上がっていると、
たまに興味を感じる本をもらって、
読んでから紹介しようと思ったとき、
「ナニおまえ俺の本をほったらかして
他の本読んでんだタココラ」
と言われるんじゃないか、
「あの出版社ばっかり紹介しやがって」
と思われないかと想像してしまったり……
……ふう、少々、疲れました。

で、年末に思いついたのが、
「入手した本を、入手した段階で紹介する」
という方法。
題して「入手本紹介」です。
つまり、「全部読んだわけじゃない」
「展開によっては読まないかもしれない」
と断りを入れて感想や紹介を書く、と。
今年はこれでコツコツ本を紹介していこうと決めました。
本を探しに行く段階で本との付き合いは始まっている、
と考えれば、それほどケッタイな話でもないでしょう。

これなら、僕の読書体験の大半を占める
「マジメに読んではいない本」を紹介できます。
かったるいところを読み飛ばして通読したあの本も、
一部だけを探して読んだあの本、
途中で読むのをやめたあの本、
ツンドク山に3年鎮座しているあの本、
読み始めて5分で挫折したあの本、
後半つまらないのでやめたあの本、
たまに辞書みたいに開いて眺めるあの本、
そして今朝ポストに届いた献本も
等価に取り扱うことができる、というわけです。

奥野の「入手本紹介」にご期待ください。
by okuno0904 | 2013-01-04 14:27 | オモロイ本を読んだ! | Comments(0)
ビジネス書「3冊書評」始めました
この秋、3年くらいやっていた『あなどれない新書たち』が終了になり、
新たな月イチの書評連載、
「3冊だけ」で仕事術向上! 
――奥野宣之「ビジネス書、徹底比較レビュー」

を始めました。すでに2回分がアップされています。
ビジネス書6冊ぶんのエッセンスをゴクッといけて、非常におトクです。
ぜひ読んでみて下さい。

毎回、3冊の本をひとつのテーマで論じます。
(1回目は「脱・残念な人」2回目は「アイデア発想法」でした)
おかげさまでページビューも好評みたいです。

ここで「3冊の横断書評」という形式を選んだのには理由があります。
・この本がこう言うのとは反対に、あの本はああ言う
・3冊(あるいは2冊)に共通する主張はナントカだ
・この問題意識で読むと3冊が一発でわかる
という具合に相対的に考えながら読むこと、つまり、
自分の頭を使って能動的に本を読むことの面白さを
描いてみたかったからです。

3冊を比較しながら読むことによって、
個別に本を読んでいてはわからない知見、気づかない発見を
浮かび上がらせようと思っています。
(『だから新書』に書いた考え方ですね)

ちなみに、3冊は読んで引用する作業としては大変なものの、
原稿のスジを考えるのは新書1冊のときより簡単で、楽しめます。
1冊と相対するより、3冊の方が、
話の転がし方がいくらでもあるというか……
登場人物が多い方が物語を作りやすいようなものかもしれません。

新書の連載は、ビジネス以外のネタ(歴史、政治、文化など)も
たくさん取り上げましたが、この連載では、
ビジネスまわりのことを重点的に扱っていく予定です。

今後とも「3冊だけ」をよろしくお願いします。
by okuno0904 | 2011-11-02 14:07 | メディア掲載情報 | Comments(0)
『「いつもの自分」トレーニング』(森川陽太郎/ダイヤモンド社)のメンタル論が熱い
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集中力ないなあ……と僕なんかはいつも思っていて、こういう文章を入力していてもすぐにネット掲示板を見たりしたくなってしまう。

でも、面白い本を呼んでいるときなんかは、飯も食べないで、風呂の中でも読んでいる。だから、「この集中力をあの仕事に使えたら!」なんて、いつも思っているわけです。

集中力だけではありません。友達に話すように講演でしゃべったり、深夜に集中して原稿を書いているようなテンションで昼間に机に向かったりすることができたら、どんなに良くなるでしょうか。

そんな、自分の集中力やテンション、気持ちを上手くコントロールするための「エクササイズ」を紹介しているのが本書です。

僕は、セルフコントロールみたいなことに、そこそこ興味があって、わりと読んでいる方なのですが、正直、どれも似たようなことが書いてあって閉口します。自分を信じろ、他人を気にするな、成功ビジョンをイメージしろ、などなど。誰かの受け売りみたいで、うんざりする。

ところが、この本はそんなよくあるメンタル本ではない。読んでみるまでわからなかったのですが、この本は「オリジナルな思想」で書かれているのです。

その理由は、まず紹介されているトレーニングが、「ありそうでなかったもの」であること。

・通勤中、ずっと片手をグーにしたままにする
・3分間10円玉を立て続ける
・打ち合わせ中、わざとペンを床に落とす

こういった、その手があったか! と言いたくなるような方法が多い。

たとえば三つ目の「ペンを落とす」というのは、相手のペースにはまらないようにする一種の切り替えテクです。訪問先でわざとトイレに行ったりということは、僕もよくするのですが、こんな違和感なく、自然に出来る方法があったんだなあ、と唸らされました。地味だけどすごいアイデアです。

また、後半のメンタル論「120%の幻想を捨てよう」も読ませますね。ここは森川さんが海外でサッカー選手になって、引退し、現在にいたるまでの、体験でつかんだメンタル論です。

特に面白いのは、メンタルのいろんな説、たとえば「ポジティブに考えろ」「一生懸命やればOK」といったことに反論していくところです。

単なる「別のノウハウ」ではなく、たたみかけるように展開される反論、持論に、本から風圧のようなものを感じました。

「一冊の本は今の状況、今の人間、今の説への異議申立て(オブジェクション)でなければならない」

というのは、僕が何かで読んで心に響いた文句ですが、まさにこの本は、メンタルの一般論への「異議申し立て」になっている。だから読んでいて役に立つだけでなく、スカッとする。エンターたエイメントになっているのでしょう。

弱さを否定するのではなく、弱さも認めながらトータルで前に進む、というメッセージには、共感しました。僕も、メンタルの俗説に「やめてくれ」を思ってたクチだからです。弱さも大事な自分の一部ということを忘れてはならないのでしょう。

さて、実は著者の森川さんは、去年、東京のパーティーで出会って友達になった人です。著者や作家は年上の人が多いのでどうしても「メシ食いに行こうよ」てな感じにはなりにくいんですが、森川さんは同じ歳ということもあって、すぐ打ち解けました。知識・経験の分野が僕とまったく違うので、いつもいい刺激をもらっています。

出る前から何度か本の話なんかはして、大枠は知っていたと思っていたつもりでした。が、いざ刊行されて読み終ったときには、「すごい人だったんだな、森ちゃん」とひとりごとをいってしまいました。
by okuno0904 | 2011-03-11 14:20 | オモロイ本を読んだ! | Comments(0)
「中学生以上であれば読んでみて損はない!」
発売から半月が過ぎた『知的生産ワークアウト』。ブログやツイッターでも、相次いでレビューいただいています。ちょっと遅くなりましたが、ここでご紹介させてもらいます。

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奥野さんは何冊もこれまでに本を出されているけれど、
個人的にはこの本が一番好きです。
ビジネスマンの知的生産力を高めるための本ですが、
中学生以上であれば読んでみて損はない!

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はあちゅうさん、ありがとうございます!
この本がいちばんいい! と毎回いってもらえるようにがんばります。
この本のテーマは「知的生産」です。今や、どんな仕事でもコンセプトを打ち出したり情報発信したるするのは不可欠。だから、ビジネスマンや企画職じゃなくても、学生さんや主婦の方でも、必ずお役に立てると自負しています。そういう使い回しのいい本を目指しました。

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本書で取り上げられている73のメニューはどれも身近で、実践に抵抗のないものばかりです。自分に合いそうなものを選んで試しにやってみましょう。その積み重ねが大きな成果を生むとともに、実行力の加速度を上げることができると思います。
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kakiharaさん、ありがとうございます。
急に成果を出すのは無理だし、無理にやると反動がきます。
筋トレのように、ご自分のペースでじっくり基礎を鍛えてください!

はあちゅうさん、kakiharaさん、重ねてお礼申し上げます。
by okuno0904 | 2010-06-18 16:08 | リンク | Comments(0)
『知的生産ワークアウト』は最高傑作か?
『知的生産ワークアウト』、発売から、10日くらい経ちました。この本はたぶん僕の本の中で一番、ページ数が多く、そして写真と図版も多い本です。書く前に目次を作ったあたりから、正直。やり過ぎかな? ここまで細かく盛り込む? と疑問に思った部分もありました。

しかし僕自身、一読者として「アイデアが過積載な感じ」が好きなもので、とにかく読者にお腹一杯になってもらい、ついでに僕も貯まったアイデアを出し尽くしてスッキリしよう、というコンセプトで作りあげました。

著者として、意外だったり、狙い通りだったり、レビューを読むのは勉強になります。amazonレビューでは、光栄にも「豚バラ肉」に例えてもらったりもしました。では、書評リンクからご紹介しましょう。

まずは、一龍さん。
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間違いありません。
本書は奥野宣之作品の頂点に立つ作品。
そのメソッドは「知的生産力を高める」(良質のアウトプット)に関して、これまでのビジネス書界の流れとは大きく一線をかくすものです。

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ワークアウトの実践レビュー、ありがとうございます!

ここを読んで「あなたの最高傑作は?」「次回作だよ」という有名なやりとり(映画監督だったっけ?)を思い出しました。リンク先の一龍さんはじめ、意外と多かったのは、「過去の著作の中でいちばんよかった」という声です。うれしいです。でも他の本もいいですよ!

ただ『知的生産ワークアウト』は、企画時点から、サービス精神てんこ盛り、惜しげもなくアイデアを使っていこう、という意図はありました。

この本も一種のアンチテーゼであることが伝わったのもよかったです。

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そして、導入コストが低いということはだれでもすぐに真似できるということでもあります。
この手の本では定番のかなりお高いPC、レッツノートも、最新の通信モバイル機器もiPhoneも、数十万円する自転車も、そしてモレスキンのノートさえも登場しません。
ここまで徹底されると清々しいですよ。

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「低コスト」についてもご指摘ありがとうございます。

これはねー、僕も物欲はあるし金を使うことは嫌いじゃないんですけど、ことビジネス書の中では、
「1500円払って本を買ったら、『20万円のパソコンを買え』と書いてあった」
というのは、あんまりだと思うんですよ。

そもそも、読者は、問題を自分の力で解決するために、書籍に当たってるんだから。
書き手としても、ある製品やサービスをそのままの用途で紹介するだけでは、あまりに芸がない。
せめて、「売ってるアレは、実はこういう使い方ができるんです!」ってことくらいは言わないと。

あとは、読んですぐ、その場で試すことができるというのも大事ですね。すでにデスクの引き出しに入ってるようなツールで出来ること。
そういう意味での「低コスト」であって、別に僕がドケチなわけではありません(笑)。

さて次は、市川修さん。
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そして、実際に自分の年表をパソコンでサクっとつくってみました。平均寿命のラインがエクセルの画面の中に見えているっていうのがリアリティーを感じます。誕生日などの節目に振り返ってみます。
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お試しいただき、ありがとうございます。

このワークアウトは、あまりにフツーじゃないので、載せるかどうか迷ったんですが、意外と多くの方から面白かったという声がありました。

僕は、実はかなりエクセルが好きで、進捗表やスケジュールや体重などの書き込み式シートなど、思いついたらすぐ作ってしまいます。関数とかはよくわからないんですけどね……。

たった一度作るだけで、一生ものになります。1時間くらいかけて作ってみる価値はありますよ!

さて次は、女の人、ワーキングマザーのじむこさん。
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こちらの本、読んでいると動きたくなるアイディア満載でした。おすすめフリーソフトのクオリティが高い。元手があまりかからず、すぐ動ける事柄が多いというのが特徴ですね。
そして、子育て・・・家庭にも応用出来るアイディア満載です。
ちなみに本の中で紹介されている、フリーソフトの1つであるO's Editor2
これ無しでは、もう生きていけません。

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じむこさんには、PC画面のキャプチャを撮るのに便利な「win shot」というソフトを教えていただき、入稿がラクになりました。ありがとうございます。

フリーソフトは、はっきり言って、市販のごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃごちゃしたソフトより、100倍くらい便利で使いやすいソフトがいっぱいある。業務改善に資すること間違いなし! です。

ただし「会社からフリーソフトのダウンロードは禁じられている」という声もあるようですね。特に大手企業では。これを逆から見れば……「フリーソフトを使えば、(事務作業の効率性などで)簡単に他社より有利に立てる」ということです。

ご存じの通り、ほとんどのフリーソフトは悪さをしません。そんなウイルスやデータ流出が心配なら授業員とその家族がシェアソフトをつかってないか調べる方が先でしょう。あつものに懲りてなますを吹くような態度は、いかがなものでしょうか。

一龍さん、市川さん、じむこさん、レビューありがとうございました。
by okuno0904 | 2010-06-09 12:36 | リンク | Comments(3)
『どこでもオフィス仕事術』に見る「工夫」の愉しみ
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すでにツイッター上で話題になっている新刊、
『どこでもオフィス仕事術』
を先日、読みました。

僕自身、家の中をはじめ、カフェや図書館などで仕事をする「ノマドワーカー」なので、著者の中谷健一さんの手法に、「そうそう!」と膝を打つ場面がたくさんありました。

なかでもレゴブロックをケータイの台にするアイデアには驚きました。おもちゃのレゴブロックを仕事に使うなんて! やっぱりアイデアというのは、新しいものを考えるのではなく、すでにあるものを別の角度から見ることによって生まれるんですね。オシャレで実用的で、遊び心もある。中谷さんの柔軟な発想には舌を巻きまました。

中谷さんは、仕事の内容によって、カフェやファミレス、ファーストフード店を使い分ければ仕事はよりはかどると語っています。落ち着いて考えないといけない文書作成などはゆったりした純喫茶で、テキパキこなしたいメール返信などはマクドナルドなど、長居するのが苦しいお店でやれば、オフィス以上の成果が出せる。と。「場所の力を借りる」というコンセプトですね。

実は、僕の『知的生産ワークアウト』にも、「場の力」という言葉を使って、仕事に適した環境の作り方を紹介している部分があります。僕の場合はカフェではなく、風呂場やリビング、書店などの話がメインでしたが。

僕が中谷さんと一番違うのは、自宅以外でネット契約していないことでしょう。理由は、まず固定費がかかるから、そしてどうしてもネットで遊んでしまうからです。たまに料金プランをチェックしたりするんですが、結局、「必要ない」という結論になります。メールは急ぎの用件はそんなにないので、朝や帰宅してからさばくことにしています。どうしても出先でメールするときはネットカフェか携帯電話のGメールから出しています。出先につき用件のみにて失礼、みたいな感じで言い訳が立つのもいい。

モバイルの契約をしないと、パソコンは外で「ワープロ専用機状態」になります。すると、ついブラウザを開いたりしないで(だって何も受信できないから)、作業に集中できるのですね。

そのかわり、ネットカフェや給電できるスポットを一覧化したリストを持ち歩いていて、どうしても出先で、今もらったメールの添付ファイルを見てきっちり返信しないといけないような場合は、リストを見て最寄りのネットカフェに入る、という具合です。このあたりの手法やノマドワークに適した穴場的な場所のことは『知的生産ワークアウト』の第三章に書いているので、チェックしてみて下さい。

『どこでもオフィス仕事術』は、初心者にとってはノマドワーキングの決定版マニュアルです。また、すでに始めている人や人や熟練者にとっても、自分のスタイルを改良していくためのヒントになる。まさに読者によっていろいろな効能がある「読みの自由度」が高い良書です。
by okuno0904 | 2010-06-07 12:21 | オモロイ本を読んだ! | Comments(0)
ツイッターでのディスカッション書評!
先日6/3(木)ツイッター上で『知的生産ワークアウト』の
公開読書&レビューが行われました!

■当日のログはこちら

僕もツイッター暦1年以上くらいで、
もうマスターしたかなと思ったりするんですが
こんな使い方ができるとは思いもしませんでした。

新しい使い方がどんどん出てくる。
ツイッターはシンプルなぶん、
ユーザーが工夫する余地があっていい!
これってノート術なんかにも通じる考え方ですね。

レビュー進行中は、ツイッターが重かったので
なんだか僕だけかみ合わない会話になっています(笑)
リンク先をじっくり読み込んで、次回作に生かしたいと思います!

主催のsmilesignalさんchampleさん
そして参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
by okuno0904 | 2010-06-07 00:32 | ★告知・募集 | Comments(0)
   

著作家・ライター奥野宣之の公式ブログ。新刊『諭吉に訊け!』(光文社)『図書館「超」活用術』(朝日新聞出版)発売中! プロフィール、連絡先、などは右メニュー「カテゴリ」からどうぞ!
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